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アオリイカはエギの色が区別できるのでしょうか?

エギのカラーローテーションは大事ですけれど、そもそもアオリイカはエギの色を区別できるのでしょうか?

アオリイカはエギの色が区別できるのでしょうか?


よく知られていますがアオリイカは非常に視力が良く20m先の獲物も確認できるという能力を持ったジンドウイカ科の大型のイカです。


人間にはエギの色をマーブル/ピンクだとか赤/ピンクなどと色として識別する能力があります。しかしアオリイカには色を判断する能力までは備わっていないというのが現在の一般説です。



ではアオリイカはエギの色をどのように判断しているのかという疑問符が浮き上がってきます。


よくエギング釣行した際にこのような会話がありませんか?

「今日はピンク系のエギがヒットカラーみたいだよ」

「ナイトエギングでは赤テープのエギが釣れるよ」



人間目線のありがちなエギのカラーコーディネイトについての会話です。




アオリイカは何を基準にエギに抱きつくのでしょうか?正確には何を基準に捕食するエサを捕らえるのでしょうかが正しいですが^^


実はアオリイカは捕食対象物を色彩つまりコントラストの判断をしてエサを捕食しています。


【英】contrast(コントラスト)

エギのカラーを例にたとえて下記のようなエギがあったとします。

■画像(白黒カラーエギ)

画像は腹が白色で背中が黒色という説明しやすいように作成したエギです。明るくみえる白い腹は一層明るく、黒い背中はより黒く表現されて見えます。もっとわかり易く言うとシャープ感のあるエギとなります。




■画像(中間色エギ

逆に中間色どおしの色がとなり合わせになると暗い部分と明るい部分が平均化されて淡い感じの滑らかな感じとなり、コントラストが弱いと表現されます。



またコントラストは明度によって印象が変ります。明度は数値で表すことができますが、数値が高いほど、色は明るみを増すことになります。明度100%は白色、明度が0%であれば黒色となります。この差が大きい程シャープさを増し、コントラストが強くなり、差が小さくなる程コントラストが弱くなります。


エギにはコントラストを表現するパーツや工夫が複数施されていて「アイ」「下地」「布地」「模様」「背カラー」「腹カラー」などの組み合わせがコントラストを変化させます。


複数の組み合わせでコントラストに変化を付けているエギ



またエギには下地に反射性の高い素材を使用したものが多く、太陽光や月光によって反射された角度でもコントラストは変化します。最近は反射を抑えたスケルトンボディのエギもありますがこれは弱めのコントラストでナチュラルな感じをアオリイカにアピールする工夫ともいえるでしょう。



あと少数ですがナイトエギングで使用されるこんなエギも
コントラストに関係したラインアップです。


黒いエギはシルエットとしてアオリイカにアピールできます。




一方、白いエギは暗闇の海中との明度に差をだしてアピールできます。




しかしエギという漁具はとてつもない工夫と研究の集大成だと思いませんか?下地のボディカラーと上布(布地)で絶妙なコントラストを演出しアオリイカの捕食意欲をかきたて、人間には水中のエギの位置が確認できるようなカラーリングを施しているのですから。


さすがは古き日本の漁具






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