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神津島エギング遠征 釣行記


神津島エギング情報

古の神々が集う神聖なる神津島、古き良き時代のエギングを求めて





エギング遠征に今年も行って参りました〜





今回のエギング遠征地は、神々が集う神話伝説の島


神津島(KOUZU)


この神津島は太古の昔、伊豆諸島の神々が集って水配りの会議を
開いたという神話が残る神聖な島、2009年のエギング遠征は
この神津島から始まります。






遠征を企画したのは1月頃、エギング仲間のTRITONさんが去年の6月に
遠征に行き情報収集をしていたことから神津島に確定しました。


交通の利便性が多少悪い神津島ということもあり、
遠征日程は3日間、天候悪化を懸念して4月の
最初の大潮にターゲットを絞ります。






3月、TRITONさんが3日間仕事を休んで神津島に下見に行ってくれました。
強風でエギングが出来たのは初日だけでしたが、600グラム相当の
アオリイカと800グラム級を各1杯ずつ捕獲成功〜


4月の遠征に期待が膨らみますo(^o^)o ワクワク





翌月3月、神津島遠征日を4/8〜4/10の3日間に決定〜
ジェットホイルと民宿の予約をして遠征準備を開始!






この遠征準備が意外に快楽です^^
ネットとショップでエギをちびちびと購入してはスーツケースに
忍ばせ、深夜にこっそりと遠征準備をします。


1日数回、携帯やパソコンで海水温度を
チェックすることも日課です。


そして今春より春イカシーズン愛用の9.8ftロングエギングロッド
ダイワソルティストエクストリーム STX-EG 98H-HDの
相棒(リール)を新規変更しました。


従来より愛用していた♯2500番のフィネスモデルのリールが
ロングロッドとのバランスに違和感を感じることから
♯3000番のリールを購入を検討〜


軽さで言ったらイグジスト3012が欲しかったのですが、シャクリの重心を
ロッドグリップ側にしたかったという点で軽量化は無視しました。
またハイパーデジギア未搭載の部分が決め手に欠けます。
最終的な判断は価格の問題もありますが^^


ダイワ派のボクの候補は次の通り
■NEWモデル Emeraldas Colossal(エメラルダスコロッサル2508RH-W )
■CERTATE HYPER CUSTOM(セルテートハイパーカスタム3012H)

2508RH-Wは今春のNEWモデル、#3000番ボディーに#2500番のシャロースプールの
ダブルハンドル仕様です。一方、3012Hはボディからスプール全てが#3000番仕様の
ハイパワーモデルです。どちらもハイパーデジギア搭載の耐久性を求められる
エギングには最適のリールです。


2508RH-Wはエギング専用モデルの為、チューニングは不要で即エギングに使用できます。
3012Hは生粋の#3000番モデルですから重量はありますが、ドラグ性能と耐久性能は
今まで使用して実証住み!ドラグ性能についてはイグジストにも引けをとりません。


迷った結果、CERTATE HYPER CUSTOM 3012Hに決定!


ダイワ セルテートハイパーカスタム3012H
ダイワ エメラルダス コロッサル 2508RHW


スプールは気に入らなければ後日、カスタムシャロースプールに変更すればいいし、
シングルハンドルもダブルハンドルに交換できますから問題ナシ!


ロングロッドとのシャクリの重心を考慮したタックルバランス、
信頼性のあるドラグ性能&耐久性のハイパーデジギア
糸フケ回収能力を加味した結果の#3000番選択です。






この神津島スペシャルタックルで2キロ超過のアオリイカを
ビシバシ釣りまくる計画です^^





早く、遠征釣行に話を戻せよと言われるくらい今回のまえおきは長いです。



それではようやく神津島遠征に向けて出発します^^




4/7前日の水温DATA17.2度、期待度大!








翌朝4/8遠征出発!

4/8(水)超高速ジェット船、セブンアイランド「愛」号に乗船して神津島へ出撃!



竹芝桟橋8:30出帆



久し振りの伊豆大島に到着、大半の乗客はここで下船



利島でさらに乗客下船



新島 だんだん船内が寂しくなります・・・



式根島 もう乗船客はほとんど居ません^^



3時間半後……


ようやく遠征地、神津島に到着しました(疲)
でも離島のロケは癒されます^^








3日間、お世話になる民宿のおやじさんと2歳の可愛いお孫さんがお出迎えです。
今回、お世話になる「民宿よねき」です。





釣りが大好きな家族が営む民宿です。







⇒神津島桟橋釣り情報

今回、不在でした息子のタカミさんが神津島桟橋釣り情報を随時公開しています。
桟橋からはアオリイカをはじめ、マダイやヒラメ、シイラまで多種多様の釣り物が
狙えます。流石は神聖なる神の島、神津!


「神津島桟橋釣り情報」は必見ですから是非みてくださいね^^








民宿よねきのおやじさんに最近の情報を聞くと、アオリイカは地元の人でもポツリ程度で
アカイカもまだ時期が早いそうです。カンパチの回遊がちらほらあるそうですが、
ナブラが立つまで活性は上がっていないとかで、今年は水温が上昇するのが
遅いと言っています。



いきなりテンションが下がる情報をありがとうございます。



ただ神津島まで来てしまった以上はここで帰る訳にもいきませんので
お茶を飲んで一服してからタックルをセッティングします。






しかしのどかな神津島、海は完全に凪ぎです。





久しく運転していなかったマニュアルシフトの軽ワンボックスをお借りして
期待と多少の不安を抱き前浜港に到着しました。





堤防はエギングには最適な凪ぎ、風の強い神津島でもこの時期の凪ぎは
珍しいそうです。平日の日中ということもあってか、釣り人はほとんど居ません。
外部の釣り客もボク達だけのようです。


広い堤防を貸し切りッ


エメラルドグリーンの海中には小魚のベイトが群れをなして回遊しており、
いかにも釣れそうな雰囲気を演出しています。まずは4寸エギをメインに
試釣をかねて釣り歩きますが、アオリイカの生体反応はありません。


前回3月に釣行したTRITONさんは日中に釣果をあげていますから
期待していたのですが、やはり低水温が原因なのでしょうか?






まあ夕マズメの時間帯が本命ですから、
神津島のロケに酔いしれながら
離島エギングを満喫します。



西の水平線に太陽が落ちかけます。
そろそろ夕マズメです。


ゴールデンタイム!


しかし投げても投げてもボクのエギにはアオリイカの魚信は伝わって
きません。上がってくるのは海藻ばかりです^^;





ボクよりも少し先端よりでキャストしていたTRITONさんにようやく生体反応が
ありました。ヘビーアクションモデルのエギングロッドを使用しているせいか
大物だとは感じられませんが、TRITONさんは確かな手ごたえを感じています。



海面にアオリイカが浮上します。



堤防から海面までの高さがあるため画像では小さく見えますが、
まあまあサイズの良型アオリイカです。


オス?メス?


仕留めたアオリイカは斑点模様のメスです。
ギャフは使用せず、玉網で捕獲します。


するとTRITONさんが、メスの近くに2匹のアオリイカが
付いてきている姿を発見します。


えっ!何処どこぉ?


玉網係りのボクはエギングタックルを車に置いてきていたので
急いでタックルを取りに猛ダッシュ!


しかし時既に遅し!
無反応です…





神津島遠征初日、アオリイカのファーストコンタクトはTRITONさんが
見事にジャスト1キロのアオリイカを仕留めました。



メスは大切な神津島の水産資源ですから、
写真を撮って即リリースしました。






太陽がさらに水平線に消えかかり、神津島に夜が訪れます。
夕マズメのゴールデンタイムは一瞬で終了しました。


お腹も空いたことですし、いったん民宿に帰還します。









じゃ〜ん!


夕食は豪華、カンパチとイカの舟盛り


磯の香りがなんともいえない磯汁もとっても美味いです^^
二人でお腹一杯、神津の味覚を満喫しました。(げぷっ)




豪華な神津島の海の幸を食べ過ぎて動きも鈍ったところで、
超大型の匂いプンプンのナイトエギングに出発です。


しかも今宵は大潮の満月、きっとアオリイカ達が神津島の漁港に
きっときっと回遊してくるに違いありません。










やって来たのは多幸湾



3本の外灯が海面を照らしていて、なんかいい感じの港です。


ベイトが外灯の灯りに集まってくるだろうと予測して、
外灯下を念入りに誘ってみます。


ときよりベイトの群れが回遊して来ますが、
アオリイカは捕食行動に回遊してきていない様子で
全くの無反応状態が続きます。








時間も20:00を回った頃、


外灯下を中心に海面を眺めていると、ベイトの群れの行動に変化があります。
先程までは集団行動で回遊していたベイトの群れが海面にピチャピチャと
ざわめき立っています。フィッシュイーターの回遊魚が近くに居る
のでしょうか?でもベイトは勢い良く逃げ惑う感じではありません。


海底から何者かに狙われているように海面に浮き上がって跳ねています。
もしやこれはアオリイカでは?


遠投していたエギを高速回収して、
ベイトがざわめいている付近でフォールさせます。


ショートジャークでエギに興味をもたせて
ジャカジャカ、グ〜ンッ


ジジジジ…ジ〜〜



間違えありません!
アオリイカの手ごたえが伝わります。


潮がソコリ付近で一人では取り込み不可能なため
応援を要請します。


TRITONさ〜ん、来た〜来た〜



TRITONさんにギャフを掛けていただき堤防上に上がってきたのは
1.5キロのオスの良型アオリイカでした。


ふぅ〜肩の荷がおります^^



1.5キロアオリイカ(オス)





アオリイカは捕食のために湾内に入って来ています。
遠投しつつ、ボトムを意識しながら
次の回遊を待ちます。


外灯の下のベイトのざわめきに注力を注ぎながら、
遠方の回遊とちょい先の捕食信号に神経を
集中させて…







しばし沈黙、時計の針は21:30を回ります。


すると、またしても外灯下のベイト達がピチピチ、パチャパチャと
ざわめき立ちます。


チャンス到来!


アオリイカがまた捕食に回遊してきています。
遠投したエギを即座に回収〜


ベイトの群れの先にフォールさせます。
そして喰らえ〜ショートジャーク!



グイ〜ンッ


ジ〜ジ〜ジ〜、ドラグが快音を響かせます。
1杯目と同型か、いやそれ以上の走り!



昼間からヘビータックルと4寸エギをシャクッテいたせいか
腕の力がアオリイカのジェット噴射に負けそうです^^;



ブシュ〜ブシュッ!

2回の噴射を耐えてアオリイカは海面に浮上しました。
完全にソコリ時間なので大きさが確認しにくいですが、
1.5キロは確実にありそうです。



TRITONさんが本日2回目のギャフ掛けのお手伝いしていただく
その瞬間ッ、ポロッ?ブシュ〜バレちゃいました( ̄▽ ̄;)!!ガーン
アオリイカは墨をモクモクと吐き散らして
暗闇の神津の海に消えていきました。


ジェット噴射を味わえたのだから十分満足です。
どうせリリースするつもりでしたし^^
(負け惜しみです)




その後はベイトのざわめきはなく神津島は静かな夜にふけりました。




神津島エギング遠征 初日釣果

TRITONさん アオリイカ1キロ(メス)1杯
         アオリイカ(コロッケ)1杯
         アカイカ1杯

ボク      アオリイカ1.5キロ(オス)1杯
         アオリイカ1.5キロ級バラシ1回



水温が低いといわれてきた神津島の初日にしては満足いく釣果です。
遠征はまだ2日間あります。どんな結果になるかワクワクです^^











神津島遠征2日目 朝4:50

毎度のことですが、目覚ましアラームをセットしたボクは起きられず、
TRITONさんに起こしてもらいます。


寝ぼけ眼状態で支度をしつつ多幸湾に向かいます。
今日も凪ぎエギング日和の良い朝です!


昨日、民宿のおやじさんの情報で多幸湾にカンパチが回遊してきている
との情報を得ました。

TRITONさんはショアジギングでカンパチを狙うそうです。



多幸湾に到着すると、既に民宿のおやじさんが釣り座に着いています。
アカイカ数杯とカンパチを1匹仕留めていました。
(エサはイカの頭丸ごとです)





ただボク達が到着した頃にはカンパチも居なくなっており、
アオリイカの気配も感じられない為、一路前浜に移動します。



前浜の桟橋は常時ベイトの大群が、岸壁際を回遊していてとっても
釣れそうな雰囲気がする桟橋です。





ベイトが豊富な前浜の海中(画像の白い点は全部ベイト)



きっとアオリイカがガツンッとエギに抱きつくに違いありません。
2日目は一体、何杯釣れてしまうのでしょうか?期待を込めて
エギをロングキャストして丹念にボトムを探ります。


ベイトの大群が回遊している状況は昨日と変りないのですが、
どうも潮が効いていないようです。



昨日は先端で40センチ級のメジナが数匹、仕留められていた桟橋ですが、
今日は大型の魚も姿を現さないような状況です。エギをピックアップして
手のひらで握ってみるもヒンヤリ冷たい感じがします。



桟橋、先端でエサ釣りをしていた地元の方が、港に寄港してきた漁師に
水温を尋ねたそうですが、なんと15度しかないそうです。


初日より確実に水温が下がっています。


結局、朝食の時間まで前浜にて粘りましたが、
ノーバイト、ノーフィッシュ











2日目の日中エギングは船が前浜桟橋に入港するということなので、
多幸湾でエギングをすることにしました。



天上山から海に落ち込む白崖はダイナミックなロケーションです。
こんな景観の真下でエギングができるなんて最高の釣り
なのですが、肝心なアオリイカは全く気配ナシです。











夕マズメの前浜に期待をすることにして宿でお昼寝ですZzzz



15:00前浜桟橋に出撃!

すると下田方面より入港した客船から5人組の釣り客が降り立ちます。
伺うと静岡から海を渡って神津島に来たそうで、エギングタックルや
磯竿など多種多用な釣りを目的に遠征してきた様子です。


伊豆方面の情報を教えてもらいながらご一緒します。
そのうち遠く離れてエギングをしていたグループの一人にアオリイカが
掛かりました。聞くところ600グラムサイズのアオリイカだそうです。



水温が低下してもアオリイカが居るとわかれば
真面目に集中してエギングができます。



しかし、2日目の夕マズメはTRITONさんも、ボクもアオリイカの姿を
見ることはできませんでした^^;



この日、水平線に沈む夕日がとてもキレイでしたよ!
太陽が水平線近くで潰れる現象が見れました^^










2日目の夕食 ジャ〜ン


またしても舟盛り、しかもキンメの刺身が主役です^^
房総の民宿では通常料金で決して食べられない
高級で新鮮なネタです。











そしてナイトエギングに突入〜
昨日良い思いをした多幸湾に直行です。



夕方近く北東風が強く吹いていましたが、ここ多幸湾はほぼ凪ぎです。
今回の神津島遠征は風に恵まれています。


早速、エギングを開始しますが今晩はベイトがあまり居ません。
日中に吹いた北東風で散ってしまったのでしょうか?


満月が水面を照らし、天上山の白崖が多幸湾を幻想的な世界に包み込みます。
月夜の天上山も良いものです。これでアオリイカが爆釣したらいうこと
なんてありませんが、自然はそんなにあまくはありませんでした。



最終日の早朝に備えて早目に就寝しますZzzz





神津島エギング遠征 2日目釣果

TRITONさん オデコ(0杯)

ボク      オデコ(0杯)




初日の勢いはありません、疲労がどっと腕と肩にのしかかります。











神津島遠征3日目 最終日

朝4:30起床〜
TRITONさんが起こしてくれるので目覚ましアラーム
はセットしなくても大丈夫でした^^


最終日も神津島は凪ぎ、ベタ凪ぎです!


今日も客船は前浜桟橋に入港するでしょうから、客船が入港して
騒がしくなる前に桟橋で最終勝負に挑みます。




昨日より神津島にやってきたグループに出会います。
昨晩は前浜で夜通し粘って、24:00頃、1.5キロのアオリイカを仕留めたそうです。
しかもエギング初体験の方が見事に良型を仕留めたとのこと。
もうこの方はエギングの虜になるでしょうね!
初物が1.5キロですから辞められません^^



ただ粘って1杯ですからアオリイカの回遊数は非常に少ない状況、
地元情報のポツリポツリ程度の釣果というのは本当のようです。



低水温でベタ凪ぎ、潮効かずとなれば離島の神津島でもお手上げ状態。
アオリイカは初日に型を見たのである程度満足できました。






あとは出船時間まで神津島の大自然に囲まれて、
大好きなエギングができれば良しです。





のんびり、ゆっくり一足早い初夏の日差しのなか
釣り糸を垂れて……










帰りの東京行きのジェットホイルが到着です。



またそのうち行きますねッ神津島








---最後に離島へエギング遠征に行かれるアングラーの方々へのお願いです---

離島エギングは、多少の悪条件でも魚影の濃さが陸地とは比較できないくらい濃いですから
初体験でもアオリイカを捕獲できる確立はアップします。3キロを超えるモンスターも仕留める
可能性も確かに高いです。ただし、古き良き時代のエギングが体験できる希少な釣り場ですか
ら、必要以上の乱獲はせずに必要な数だけ持ち帰るようにご協力をお願いします。

またこの遠征時にも外部釣り客のモラルのない行動を目にしました。
釣り糸を垂らしていないのに、堤防先端に4〜5本の置き竿をして
場所取りをしたり、飲みかけのジュース缶をまとめて堤防上に
放置していたりとモラルに欠ける光景を目にしました。

神津島の地元の釣人は外部の釣り客に対して、声を荒げて注意はしません。
モラルに欠ける外部の釣り客も大切な観光客ですから・・・・

逆に外部の釣り客には場所を譲ってくれるくらい優遇をしてくれます。
みんな島を大切にしているのです、島が好きなのです。

そんな島民の気持ちを絶対に傷付ける行為はしてはいけません。



離島エギングを紹介している当サイトからのお願いでもあります。





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